食事の時、何回噛んでいるか分かりますか?
皆さん食事をする時、意識して噛んでいる方は意外と少ないのではいかと思います。
また、食べ物の硬さを意識して食材を選ぶ方も少ないかと思います。
しかしながら、知らず知らずのうちに食べるが早くなりそれと共に噛む回数も減少しています。
東京都の福祉保健局の情報によると日本人が如何に噛む回数が減ったのかよく分かると思います。
untitled (tokyo.lg.jp)
時代 回数 時間(分)
卑弥呼の時代(弥生) 3990 51
紫式部の時代(平安) 1366 31
源頼朝の時代(鎌倉) 2654 29
徳川家康の時代(江戸初期) 1465 22
篤姫の時代(江戸後期) 1012 15
戦前(昭和初期) 1420 22
現代 620 11
噛む回数が減ることによって口の筋肉が鍛えられず、シニアになってからオーラルフレイル(=口腔機能の低下)のリスクが高まります。つまり、食べられるものが制限され、人との会話等のコミュニケーションに支障が出てくるということです。
さらに、軟食によって歯並び(口幅が狭まり前へ突き出る、一方は歯は大きいまま)が悪くなり、咀嚼(そしゃく)が低下します。
私からの提案としては自助でまずは自分、そして自分に関わる家族だけでももっと噛むということを重視してみませんか?ということです
噛むことは重要で当たり前のように思いますが、意外と実践するのは難しいのではないかと思います。20年、30年、40年と積み重ねられた「ながら食べ」や「早食い習慣」を変えるにはかなり強い意志が必要だと思います。私が考える方法のステップは2つです。
ステップ1
スマートフォンや携帯電話のアラームを7時、12時、19時に合わせて「噛む」と文字がディスプレイ表示するようにする。これを365日でセットする。
もしくは
手帳に毎日7時、12時、19時に合わせて「噛む」と書く
繰り返し自分の潜在意識の中に「噛む」重要性を入れるのです。
蛇足ですがこのような方法は以前、研修で聞いたのですがリッツカールトンでは社員に自社の経営理念を浸透させるために、毎日同じ時間に理念を1つずつ社員全員にe-mail配信させることによって意識づけを徹底していると聞きました。
Step2
以下の中から自分ができそうな方法を取り入れてみてはどうでしょうか?
・毎食、最初の一口だけでも100回、いや多ければ50回は噛む
・早食いの上司や先輩と一緒に食事する時も、最初の一口だけは良く噛む
・ながら食べをなるべく止めて(短くして)、「今」、「何を食べている」かに集中する
・りんご(まるかじりならもっと良い)、生で歯ごたえのある人参・ウド等の野菜スティック、スルメイカ、ごぼう、フランスパン、 カタクチイワシやウルメイワシ等の目刺し等の硬めの食べ物や、お煎餅やあられ等の硬いおやつ(げんこつ)を1週間にに数回で良いので取り入れてみる。
・鮭、鯵、鰯、秋刀魚等の骨の柔らかいお魚はなるべく(少しだけでも)骨も食べてみる。
・1週間の朝昼晩の食べた物の記録(ログ)を取り、硬いものどの程度取り入れたか確認し改善を心掛ける。
噛むことによって、新陳代謝も改善し、ダイエット効果も期待できるかもしれません。
詳細はnoteに投稿しています。10,000文字近い大作になってしまいましたが、3部構成になっております。お時間あれば是非お立ち寄りください。
噛むことから、自分の健やかな未来志(史)を作りましょう!
一度は読んで欲しい! 咀嚼《そしゃく》の話・・・・(上)|きむきむ|note
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#未来志(史) #オーラルケア #オーラルフレイル